NHKでスロースリップがニュースになっていました。
南海トラフ地震がもうすぐ起こるかもしれないという内容。
そこで、スロースリップとは何なのか、地震とどう関係があるのかについて説明します。
目次
ニュースの内容とは
「スロースリップ」沖合の海底で初確認
東海から四国の陸地から遠く離れた海底で、
スロースリップが起きているのを東京大学と海上保安庁が初めて捉えました。
海上保安庁は、南海トラフで想定される震源域や、その南の海底合わせて15か所ほどに地盤の動きを観測できる装置を設置していて、東京大学とともにデータを解析したところ、平成30年までに7か所で確認。
平成30年ごろ、紀伊水道沖の2か所では、南東方向に向かってそれぞれ6センチと8センチ動いていました。
スロースリップとは
地震とは、地下の岩盤に蓄積されたひずみエネルギーを断層のすべり運動により解放する現象です。
通常の地震では、断層が高速(1秒間に約1m)にすべり、地震波を放射します。
一方、スロースリップ(ゆっくりすべり)は、
ゆっくりと断層が動いて地震波を放射せずにひずみエネルギーを解放する特異な現象。
プレート同士が強くくっつきあった固着域の周辺で、陸側のプレートの一部が、ゆっくりと静かにずれ動くもので、人が揺れを感じる地震は生じません。
そのため、これまでとくに危険なものだとは考えられていませんでした。
スロースリップが起こるとどうなるの?
現在では、プレート境界の断層では、
スロースリップと高速なすべり(通常の地震)の両方が発生していて、
お互いに影響を及ぼしあっていると考えられています。
短期的(数日)スロースリップや長期的(数ヶ月)スロースリップが
発生しているときには、深部低周波地震活動が活発になると言われています。
スロースリップとの地震の関連性
- 東日本大震災:本震が起きる2か月前から、
震源のすぐ近くで、前触れのようにスロースリップ。 - メキシコの大地震:2か月前から震源の近くでスロースリップ。
- チリでの巨大地震:地震に先立って周辺でスロースリップ
スロースリップが、巨大地震の発生につながっている可能性が高いとみられています。
地震が起こると株価、相場に注意
今、世界的に経済的、政治的不安要素が山積しており、
世界中でバブルの株価はいつ下落してもおかしくない状態にあります。
もし、日本で大震災があればほぼ間違いなく株価大暴落の震源になると思われます。
投資の観点からすると大チャンスです!
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スロースリップのNHK参考記事はこちら
「スロースリップ」沖合の海底で初確認 地震メカニズム解明へ
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200116/k10012246921000.html
南海トラフ巨大地震 「スロースリップ」から見えてきた迫りくる危機
https://www.nhk.or.jp/special/plus/articles/20180927/index.html